2026年3月にJDLA主催のG検定を受験し、合格しましたので、この記事では受験を目指されている方向けに勉強法や受験レポート等をお送りいたします。
G検定とは
G検定は、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催するAI・ディープラーニングに関する資格試験です。
エンジニアだけでなく、ビジネス職・企画職・管理職など「AIを活用する立場の人すべて」を対象にした試験で、技術の実装スキルではなく、AIに関する幅広い知識・リテラシーを問います。
G検定の基本情報
| 受験資格 | なし(誰でも受験可能) |
| 試験形式 | ・自宅でのオンラインPC試験 ・テストセンターでのPC試験 |
| 出題形式 | 多肢選択式(基本的に4択) |
| 問題数 | 約145問 |
| 試験時間 | 100分(自宅の場合) 120分(テストセンターの場合) |
| 受験料 | 一般:13,200円(税込) 学生:5,500円(税込) |
| 試験頻度 | 年6回(自宅の場合) うち、3回はテストセンターでも開催 |
| 合格率 | 受験者の約8割(私が受けた時の場合) |
| 合格ライン | 非公開(約7割との噂) |
| 合格発表 | 約3週間後 |
受験した理由
データエンジニアとして日々BigQueryやTableauを使ってデータ基盤を構築していますが、
課題の解決やエラーの原因究明などにおいて、生成AIは欠かせないものとなっていることは皆様ご存じのことと思います。
また、各企業にある非公開情報と生成AIを組み合わせるRAGの構築といった需要の大きさも日々感じていました。
そこで、「ユーザーとして生成AIが使える」ではなく、理論的な背景まで含めて説明できるようになりたいと感じたことが受験の直接のきっかけです。
また、フリーランスとして活動するうえで、AIの知識を証明できる客観的な資格があることの有用性も意識しました。
使用テキスト・教材レビュー
Udemy
私は辻 大貴氏の「【模擬試験2回付き】G検定 集中講義(最新シラバス対応)!体系的に網羅的に学ぶ(初心者向け)」という講座を利用しました。
感想
試験範囲を一通り網羅しているので、過不足なく学ぶことができます。
ただし、やむを得ないのですが、長くてモチベーションの維持が大変です。ダレること必至。
ディープラーニングの分野になるとだんだんと難しくなっていくので、1日X動画見る、などとするとよいかもしれません。
また、後半にAIガバナンスや法律・倫理の章があるのですが、ここは正直常識的な内容が多いので、やらなくてもよいと思います。(私も飛ばしました)
勉強法
この後の試験対策にもつながりますが、私は各動画で学んだこと、重要なキーワードを単語帳のようなチートシートとしてスプレッドシートで作成しました。以下の画像のような感じです。

試験対策的には自宅受験の場合、用語を丸暗記する必要はないので、ざっくりした理解にとどめればよく、用語の詳細な丸暗記は必要ありません。
問題集
私はUdemyの学習後、インプレス社の「徹底攻略ディープラーニングG検定ジェネラリスト問題集」を問題集として活用しました。
感想
「黒本」と呼ばれているくらいこの界隈では標準らしく、特に不便や不足を感じることはありませんでした。問題ページと解説ページが離れているのが少し不便なくらいです。
ただ、最初の方はよいのですが、こちらも途中から難しくなるためモチベーションの維持が大変と思います。
使い方
もちろん何も見ずにやってもよいのですが、先ほどUdemyの学習内で作った自作のチートシートを見ながら解けるかやっていきました。問題集を解く中でまったく見たことない用語や、チートシートで解答に不足する部分があればチートシートに追記する感じでやっていきました。
SHIFT AI
私はSHIFT AIというAIに関するオンラインスクールに入っているのですが、この中にG検定受験のためのコミュニティやウェビナーがあったため、これをペースメーカーとして活用しました。
特に、試験一週間前には「直前ハーフ模試」という実際の半分の時間・問題量で問題演習するウェビナーがあったので腕試しに活用しました。これに間に合うように学習を進めていくとよいと思います。
勉強期間とスケジュール
| 期間 | 取り組み内容 |
| 1週目~8週目 | Udemyで動画を視聴しつつ、自作のチートシートを充実化 |
| 9週目~10週目 | 問題集やSHIFT AIで問題演習 |
試験当日の様子(オンライン受験について)
G検定はオンライン受験で、自宅から受験しました。試験時間は金曜日の午後か土曜日の午後のどちらかから選べました。自分の部屋で受験できるのは大きなメリットです。
一部の回では各都道府県にあるテストセンターでの受験も選べますが、試験会場にテキストやチートシートが一切持ち込めないので、その場合は後述している試験対策が大きく変わります。ご注意ください。
試験は通常のPCであれば問題ありません。ブラウザから受験できます。
AWSの試験などだとWebカメラで監視されて机上に物を置いてないか監視されたりしますが、G検定は一切ありません。したがって、テキストやチートシート片手に受験することが可能(いわゆる「持ち込み可」の状態)です。加えて、Web検索しながら受験することも可能です。
時間になると試験が受験可能になるので、注意事項などを読んで受験します。
試験は4択が標準で、操作で迷うことはほとんどないかと思います。
前述の通り、テキストを参照したりWeb検索しながら受験できますが、一方で問題数が多いのに時間が短いです。1問あたり45秒程度で解く必要がありますので、いかに分かる問題を早く解いてわからない問題の検索に時間を割けるかが勝負になってきます。
チートシートですぐに検索→回答、チートシートにないものはテキストやGoogleで検索してサッと次に行く、という作業をいかに早くできるかが問題です。
当日のチェックリスト
- 受験URLを前日に確認する
- 推奨環境はそろったか、ログインテストを済ませたか
- 静かな環境・安定したネット回線の確保
- 試験開始5分前にはログインし、スタンバイ
- トイレは行ったか
- 手元にチートシートやWeb検索用PCやスマホを用意したか
試験結果
結果は一発で「合格」でした。
2026/3/7に受験し、2026/3/23にメールで受験結果が届きました。
受験者数 10,483名に対し、合格者数 8,264名だそうなので合格率は高いですが、問題自体は難しいので油断は禁物です。ご注意ください。
受験を検討している方へのアドバイス
✅ こんな人におすすめ
・AIについて体系的に学びたいエンジニア・データ職の方
・「AI活用できます」を資格で証明したいビジネスパーソン
・E資格・AWS ML Specialty など上位資格への足がかりが欲しい方
⚠️ 注意点
・Web検索可能でも時間がないので、暗記ゼロは厳しい
・試験範囲が多いのでダレないようにモチベーションを維持できるかが勝負
次のステップ・関連資格
| 資格名 | 方向性 |
| データサイエンティスト検定 | データ系の実務者として |
| 統計検定2級 | 機械学習の数学的背景を固めたい場合におすすめ |
| AWS Certified ML Specialty | AWSでの機械学習実装・設計スキル |
| Google ML Engineer Professional | GCPでのMLエンジニアリング(実務経験必要) |
私は次のステップとして「データサイエンティスト検定」を目指そうと思います。受験したらまた書き起こしたいと思います。G検定で得た理論的な土台を、さらにデータエンジニアとして実装・クラウドの方向に深めていく予定です。
まとめ
- G検定はエンジニア・ビジネス職問わず受験しやすいAI資格
- 勉強期間は10週間程度、使用教材はUdemy+問題集がおすすめ
- オンライン受験で試験中も調べ放題だが「調べる時間はない」のである程度暗記+理解が必要
G検定の受験を検討している方の参考になれば嬉しいです。
勉強方法・教材についての質問はコメントやメールでお気軽にどうぞ。


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